Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

July 4, 2013, Wellingborough--LEDの効率とトータルルーメン出力上昇にともない、今年は照明用LED駆動ICが携帯電話用を上回り最大となる。売上高の伸びは年率50％超となって、2018年には2倍以上に拡大する。
IMSリサーチ(IMS Research)によると、LED照明用LED駆動IC市場は、今年3億2300万ドルに達する見込みだ。2012年は、2億1400万ドルだった。このことは、照明用LED市場が、3億1600万ドルと見込まれる携帯電話用市場を上回ることを意味している。
今年のLED駆動ICの出荷数はモバイル機器向けが多く15億個、それに対してLED照明向けは11億個。しかし、2014年には、携帯電話用LED向けが17億個、照明向けが19億個となる。LED照明向けの売上高は今後数年増加を続けて、2014年には5億1900万ドル、2015年には6億6600万ドル、2018年までには8億1030万ドルに達すると見られている。
数年来、LEDは照明よりもバックライトに多く使われていた。1個の電球の中に多くのLEDが使われていても、LEDの消費電力はコンパクトな蛍光灯よりも少ない。
LEDの効率性が高まり、ルーメン出力全体も向上するにともない、LED照明はますます魅力的な選択肢になりつつある。これは、スーパーマーケットの冷蔵照明、工場や倉庫のハイベイライトなど、保守コストが問題となるアプリケーションでは特に当てはまる。