Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 25, 2013, Fayetteville--スペースフォトニクス(Space Photonics, Inc)は、国防省(DOD)から15ヶ月332000ドル、フェーズII中小企業技術革新制度(SBIR)を受注し、安全なP2P陸上通信向けにレーザ通信技術LaserFireの開発を先へ進める。
SCHOTT North America IncとHarris Corporationと提携してこの技術の開発を促進し商用化する。
LaserFireシステムは、本質的に安全なフリースペース光通信技術を用いており、10Gbpsまでの高信頼通信が実証されている。スペースフォトニクスは、固定位置レーザ通信リンクを7kmまで延ばそうとしており、モバイルや空間プラットフォームではスケーラブルなシステムを開発してより距離の長い通信をサポートすることを目指している。同社システムの狙いは従来のRF通信の限界を克服し、軍や商用通信ネットワークで混雑した環境への導入であるとされている。
スペースフォトニクスのフリースペースオプティクス担当チーフエンジニア、Terry Tidwell氏は、「LaserFireシステムのアプリケーションはこの契約の範囲を超えるものがある」として、モバイルバックホールや商業地域でのMANを例に挙げている。
契約R&DはスペースフォトニクスのFayetteville工場で行われ、最終システムの製造はSCHOTT North America工場で行う。