Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 12, 2013, Redwood City--DellOro Groupの調査によると、2013年第1四半期のサービスプロバイダルータ市場は落ち込んでいる。市場が最後に2桁成長を記録した2011年半ばから、四半期の売上高の伸びは低迷している。この四半期の落ち込みは主に北米とヨーロッパ地域の減少によるものであるとDellOro Groupは分析している。
「北米のルータ投資は軟化している。これはモバイルバックホールなど、一部のアプリケーションが先細りしているためである」とDellOro GroupのVP、Shin Umeda氏は分析している。さらに同氏はヨーロッパについて、「マクロ経済の不確実性によりサービスプロバイダが今期は10％投資を削減。結果的にルータ導入削減となった」と説明している。
シスコ、ジュニパ、アルカテル-ルーセント、ファーウェイがサービスプロバイダルータ市場のリーダーで、これら4社がQ1の売上高の94％を占める。1Q13のベンダランキングは、シスコ、ジュニパ、アルカテル-ルーセント、ファーウェイの順。前年同期比でシェアを伸ばしているのはジュニパ(6％増)とファーウェイ(14％増)。逆にシスコ(19％減)とアルカテル-ルーセント(6％減)はシェアを落としている。