Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 10, 2013, Salem--LLE(Laser Light Engines, Inc)は、斑点ノイズのないDSG-265 GREENモジュールをシネマ業界外のアプリケーション向けに初めて出荷した。LLEは、高輝度デジタルシネマ向けのレーザ光源メーカーとして知られている。
LLEの創始者/EVP、Bill Beck氏は、「当社が特許申請している斑点除去技術は、鮮明で明るい画像の映画革命に貢献するものであるが、今回の出荷は他の業界もこの技術を活用できることを示している」と説明している。
Beck氏は顧客名は明らかにしていないが、出荷先の顧客はレーザを高精度3D計測システムに搭載すると言う。エンドユーザは自動車メーカー、ジェットエンジンメーカー、携帯電話メーカーなどで、高精度と高スループットを必要としているアプリケーションであると同氏は説明している。
斑点を除去したグリーンカラーモジュールはLLEのフラッグシップ技術であり、これにより2Dや3Dデジタルシネマなど、新しい世代の照射アプリケーションが可能になる。特にデジタルシネマでは、コンピュータ制御照射システムが世界中の何千もの映画館で利用されている。DSG-265は、光ファイバで光を供給するので、モジュールの組込にほぼ制限はなく、アプリケーション、システム、環境を問わず柔軟に利用できるとBeck氏は説明している。
DSG-265は、システムの構成要素として、あるいは電源と冷却機能を含むスタンドアロンシステムとして提供される。また、RGBレーザ照射システムの一部としても供給可能。