Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 6, 2013, 東京--フジクラは、Micro-Imaging Solutions, LLC.（MIS）と、CMOS画像技術に関するライセンス契約を締結した。
患者のQOLの向上のために、診断や外科手術において、様々な内視鏡による低侵襲術式が開発され、採用が拡大している。内視鏡術式では、これまで、レンズや光ファイバを使用した画像システムが採用されてきたが、患者の負担の低減と術者への高精細な画像の提供のため、CMOSセンサの採用により、より高画質でより小型なシステムの開発が進められている。
MISは30件以上の細径CMOS画像技術関連の世界特許と、高画質且つシングルユーズとして使用可能な低価格内視鏡に関する技術を保有しているが、その技術と、フジクラの細径・高画質内視鏡設計・製造技術の組み合わせによって、医療用細径CMOS内視鏡の市場開拓を強化していく。
フジクラは今回のライセンス契約によりMISの保有する特許を利用して、細径CMOSモジュールを提供することにより、シングルユーズ/リユーズの診断・治療機器の設計の自由度向上に貢献する。外径1.2mmのCMOS画像モジュール（レンズ、チップ、ケーブル、コネクタによる構成）の出荷を2013年10月より開始予定。さらに、モジュール単体の供給だけでなく、OEMによる細径CMOS内視鏡の供給も可能。それらの採用により、更に多くの部位を医師が確認する事が出来るようになり、患者へ負担低減とともに、手術の安全性の向上に貢献していく。
C-MOS内視鏡のサンプルは2013年6月18日～20日にアメリカ・フィラデルフィアで開催される医療部材の展示会MD&M EASTで紹介される。（ブース番号＃4008）