Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 6, 2013, Aptos--ElectroniCast Consultantsは、LED線形チューブランプ(管形電球)世界消費額10年予測を発表した。LEDチューブランプは、新規一般照明、既存設備への組込、蛍光灯の置き換えに使用される。
一般照明LED線形チューブランプの世界消費額は2012年に1億9400万ドルに達した。ElectroniCastによると、消費額は2012-2017年の期間に年率23％で伸びる。また、2017-2022年では年平均34.2％で成長し、2022年には約23億7000万ドルに達する。
この先数年はアメリカ地域が相対市場シェアでトップに立つが、最終的にはAPAC(アジア太平洋)がトップの座を取り戻す。EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)は、他の地域に比べると特殊固体照明ソリューションの普及は遅れるが、普及ペースは加速すると予測されている。
「白熱電球と比べてLEDベースの固体照明(SSL)の可視光は発熱が少ない。また、固体照明は本質的に衝撃、振動耐性が高く、大幅に長寿命である。このことは、保守費用低減に帰着する」と主席アナリスト、Stephen Montgomery氏は指摘している。「固体」(solid state)とは、LEDの光が固体から出ていることを指しており、固体には可動部分がなく、壊れたり、砕けたり、漏れ出したり、あるいは環境を汚染するものが含まれていないことを意味している。この点は、従来の白熱電球や蛍光灯など、真空あるいはガスチューブとは異なる。
商用/産業用一般照明用途カテゴリーで用いられるLEDベース線形管形ランプの利用は、予測期間を通じて市場シェアトップの座を維持すると予測されている。政府系で利用される一般照明セグメントは、LEDベースチューブランプ世界消費額で大きく伸びると見られている。