Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

June 3, 2013, Victor--ニュースケール・テクノロジーズ(New Scale Technologies)は、カナダのeSight社が2012年に発売した、これまでにないウエアラブル電子補助技術、eSightアイウエア(eSight eyewear)の重要コンポーネントとして、小型M3-Fフォーカスモジュールを発表した。
eSightウエアラブルは、各々の目に高解像度ビデオカメラとハイコントラストを持っており、個々人の残った視力を高めるようにカスタマイズされている。黄斑変成、糖尿病性網膜症、緑内障などの患者の視力補助となる。ニュースケールのM3-Fフォーカスモジュールは、eSightのフォーカスアルゴリズムによってカメラレンズの正確な焦点を実現する。
eSightの製品マネージメントVP、Rob Hilkes氏は、M3-Fフォーカスモジュールを選択した理由について、小型、高精度、低消費電力の3点を挙げている。「完全な動作モジュールとしてM3-Fフォーカスモジュールを当社のシステムに組み込むことができ、ハイパフォーマンス、軽量、バッテリー長寿命化という当社の目標を満たすものである」と同氏はコメントしている。
M3-Fフォーカスモジュールは、ニューフォーカスの圧電SQUIGGLEモータ、ホール効果位置センサ、駆動ICとファームウエア付マイクロプロセッサを1個の20×22×16mmパッケージに収めており、固定レンズホルダ程度のサイズとなる。3.3Vバッテリで動作し、標準I2Cインタフェースを用いてシステムプロセッサからのハイレベル動作コマンドを受け取っている。