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NAWCAD研究チーム、水中オプティクスで新アプローチ

May 21, 2013, Patuxent River--米国海軍航空戦センタ航空機部門(NAWCAD)の研究チームは、水中機雷の発見や海底マッピングなど海軍の活動を強化する水中オプティクスで新たなアプローチを発表した。
NAWCADの研究者、Linda MullenとAlan Lauxは、レーダ信号でレーザをエンコードし、濁水中で水中イメージングシステムのパフォーマンスを改善する方法を考案した。
Mullen氏によると、レーザが対象物をどのようにスキャニングしているかについての情報を用いてレーザをプログラムする。対象物と周囲環境からの反射光は正確な像を作成するのに必要な全ての情報を含んでいる。この方法は二年前に開発され、この2月に特許が成立した。
典型的な水中レーザイメージングシステムは、同一プラットフォーム上に送信器と受信器を持っている。研究チームは、送信器と受信器を別々のプラットフォームに搭載することでイメージングシステムを改良した。リモートレシーバは、送信器からのレーダをエンコードしたレーザ光をワイヤレス受信して情報を解読し、イメージプロセッサはデジタル化された信号を画像に変換する。
Mullen氏によると、音響学やレーダでは以前からこの種のアプローチを採用している。オプティクスでは、このアプローチは新しい。
この方法により、従来の水中光イメージングシステムよりも良質の画像が得られ、動作範囲も大きくなる。分離プラットフォームアプローチにより、レシーバは空中、船上、あるいは別の水中スタンドにおくことができる。また、プラットフォームを小型化することもできるので、堆積物をあまり攪拌することなく光源を当該対象物に近づけることができる。堆積土砂が少ないとは、視界がよいことであり、掃海などの活動には重要な要素。掃海は、不注意に機雷を爆発させることなく発見することができなければならないからだ。
この技術の商用利用もある。最近のテスト中、メリーランド州の警察官はこの技術を捜索活動に使用することに関心を表明していた。水中イメージングは、一方向から対象物にアプローチできるという利点があり、従来のソナーと比べると浅水域での制限が少ない。
NAWCADは、この技術の商用化を支援するパートナーを積極的に求めている。


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