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テレフォニカとシスコ、4000km 100Gbps IPoDWDMトライアル

May 20, 2013, San Jose--シスコ(Cisco)とテレフォニカ(Telefonica Global Solutions)は、長距離100Gbps技術トライアルに成功した。トライアルの目的は、利用可能容量増、ネットワーク運用の簡素化、CAPEX削減、新世代コンシューマおよびビジネスサービスでユーザ支援。
テレフォニカとシスコは、テレフォニカのネットワークの成長とサービスに備えて、Cisco CRSキャリアルーティングシステムを使用したインターネットプロトコル・オーバー・波長多重(IPoDWDM)トライアルを完了した。IPoDWDMは最先端の技術であり、これにより既存のDWDMネットワークで高速インターネットサービスが可能になる。ネットワークのアップグレードが不要になり、新たな高速インターネットサービス導入が促進される。
ビデオ、モバイル、クラウドサービスやビジネスアプリケーションによりIPトラフィックが爆発的に増えており、サービスプロバイダは次世代のインターネットエクスペリアンス提供に向けてネットワークの可用性と信頼性を強化しながらネットワーク容量増を実現する方法を捜している。今回完了したトライアルではCisco CRSコアルータを使用して標準準拠100Gbps「エイリアン波長」をテレフォニカの既設の海底ネットワークに直接生成した。ネットワークは、米国フロリダ州Boca Ratonとプエルトリコ間4000km、これまでに行われたIPoDWDMテストでは最長距離となる。海底のラウンドトリップスパンは、複数ベンダのDWDMトランスポートシステムで構成されている。これよりも距離の短い、陸上ファイバだけを使用したテストも成功している。
DWDMコンポーネントをルータに統合することで高価な外部トランスポンダが不要になる。さらに、CiscoのnLightコヒレント技術は、分散補償ユニットやEO再生装置を不要にする。これらの装置は、既設の海底ケーブルリンクには装着できないため、CAPEX、OPEXの大幅削減に貢献する。
IPoDWDMにより装置が削減されるので、サービスプロバイダは、運用効率を高め、電力や設置箇所のコストも大幅に削減し、併せてネットワークカーボンフットプリント削減に貢献する環境に優しいソリューションを導入できる。


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