Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 17, 2013, Sunnyvale/Yokneam--メラノクス(Mellanox Technologies, Ltd)は、株式非公開企業コツラ(Kotura, Inc)を買収すると発表した。
Koturaは、高速ネットワーキングアプリケーション向けに先進的シリコンフォトニクス光インタコネクト技術を開発している。メラノクスとコツラは正式契約に達しており、それによるとメラノクスは総額約8200万ドルでコツラを買収する。この取引条件は、両社それぞれの役員会が満場一致で承認している。
取引完了は2013年下半期の予定。この買収によりメラノクスは、次世代の光接続を利用して経済的な高速ネットワークを提供できるようになり、データセンタ顧客の伸び続けるハイパフォーマンス需要に応えて行くことができる。
シリコンフォトニクスは、高速ネットワーク実現に重要な役割を果たすと期待されている。コツラは、世界最先端の技術者と、CMOSフォトニクスおよびパッケージングデザインに関して、認定と申請中を合わせて120を超える特許を保有しており、シリコンチップに複数の高速アクティブおよびパッシブ光機能を集積することで光インタコネクトに関する数々の画期的な成果をあげている。コツラの技術によりメラノクスのインタコネクト製品は100Gbpsに達し、さらにそれを超える帯域にも達するようになる。また、伝送距離の長い光接続を低コストで実現できるため、ユーザはCAPEXとOPEXを抑制し、収益につながる新サービスを提供できるようになる。
Kotura買収に関連してメラノクスの社長/CEO、Eyal Waldman氏は、「ネットワークを100Gbpsを超えるレートで運用するには、ネットワークの全てのパーツ間の慎重な統合が必要だ。シリコンフォトニクスは、100Gbps InfiniBandおよびEthernetソリューション展開では重要な構成要素であり、この技術を所有してコントロールすることにより当社は最も優れた高信頼技術を顧客に提供できるようになる」とコメントしている。