Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

May 10, 2013, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、105μmファイバで80W出力が可能なBUM80、ハイパワーファイバ付レーザダイオードポンプを発表した。
このポンプモジュールによって、ファイバレーザメーカーは励起パワーレベルを高めることができ、ポンプブロック効率向上、よりコンパクトなポンプ構成の設計、パッケージングの簡素化が可能になる。
プラットフォームベースのシングルエミッタは、0.15NAで出力80Wまたは1kFITチップレーティングで＜0.14NA 65Wで提供され、キロワット励起やハイパワーパルスファイバレーザにとって理想的なソリューションとなる、とオクラロは説明している。
80Wポンプモジュールは、前世代のチップよりも効率を高めた新しい世代のレーザダイオードチップを採用している。独自の光スキームにより、高い結合効率で光がファイバに入る。クラッドモードストリッパーに加えて、NAも限定されている。これにより、信頼性が高まり、コンバイナのロスが減る。コンパクトで耐久性の高いハウジングから優れた熱マネージメントが得られる。自動アライメントと製造工程により、モジュール間のパフォーマンスで最高度の安定性で量産できる。
新しいマルチモードレーザダイオードチップは、加速条件で厳しい4000時間のマルチセルライフテストを行い、トータルで50万加速デバイスアワーを経過して、すでにオクラロの中出力ファイバレーザ励起モジュールに組み込まれている。これにより、シームレスに25Wから30Wにアップグレードされた。