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NICT、テラヘルツ波 大気減衰率データ 無料提供サービスの開始
May 9, 2013, 東京--情報通信研究機構(NICT)は、テラヘルツ波を無線通信やリモートセンシングに利用するための先端的な研究開発を推進している。その一環として、テラヘルツ波が空間中の水蒸気等によって吸収されて減衰する割合を実測データに基づいて精度よく見積もる技術を開発した。その最新の成果が広く活用されるように、NICTは「テラヘルツ波大気減衰率」を計算してホームページ上に表示する無料データ提供サービスを開始した。
従来、テラヘルツ波大気減衰率を知るためには、モデル方程式を用いた複雑な計算が必要であったことに加え、それらの数値の不確定性も非常に大きかった。今回公開するサービスを利用することで、最新の実測結果に基づく新たなデータを用いて、大気中におけるテラヘルツ波減衰率をより簡便に信頼性の高い値として見積もることが可能になる。この技術により、今後のテラヘルツ波を用いた無線通信や様々な製品開発などにおいて、「大気中でテラヘルツ波が届く距離」をあらかじめ的確に見積もり、より信頼性の高い通信技術や製品の設計に反映させることが可能になるなど、多方面の用途に役立つことが期待される。
テラヘルツ波 大気減衰率 提供サービス
NICTは、理化学研究所と協力して、テラヘルツ領域をターゲットとして広帯域かつ精度の良い水蒸気分光パラメータの実測に成功し、そのデータを、NICTが開発したテラヘルツ波大気伝搬モデルAMATERASUの計算プロセスに導入した。この実測データに基づくAMATERASUモデル計算の実現により、テラヘルツ波減衰率を見積もる計算の精度が飛躍的に向上した。近年のテラヘルツ波利用技術の加速度的な進展により、テラヘルツ波を利用した大容量、高速通信等の実現への期待が以前に増して高まっていることから、この新たな計算方法を利用したテラヘルツ波減衰率見積りデータを公開することとした。
なお、AMATERASUによるテラヘルツ波大気減衰率データは、電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合の無線通信部門(ITU-R)により、国際標準に参照すべきデータとして受理されている(2009年5月)。
サービスページの案内
今回ホームページ上で開始した「テラヘルツ波 大気減衰率 提供サービス」は、NICT電磁波伝搬モデルAMATERASUをベースに、ホームページ上で任意のテラヘルツ周波数の電磁波伝搬度を計算して表示するサービス(詳しくは、https://smiles-p6.nict.go.jp/thz/jp/decay.html)。
従来、テラヘルツ波大気減衰率を知るためには、モデル方程式を用いた複雑な計算が必要であったことに加え、それらの数値の不確定性も非常に大きかった。今回公開するサービスを利用することで、最新の実測結果に基づく新たなデータを用いて、大気中におけるテラヘルツ波減衰率をより簡便に信頼性の高い値として見積もることが可能になる。この技術により、今後のテラヘルツ波を用いた無線通信や様々な製品開発などにおいて、「大気中でテラヘルツ波が届く距離」をあらかじめ的確に見積もり、より信頼性の高い通信技術や製品の設計に反映させることが可能になるなど、多方面の用途に役立つことが期待される。
テラヘルツ波 大気減衰率 提供サービス
NICTは、理化学研究所と協力して、テラヘルツ領域をターゲットとして広帯域かつ精度の良い水蒸気分光パラメータの実測に成功し、そのデータを、NICTが開発したテラヘルツ波大気伝搬モデルAMATERASUの計算プロセスに導入した。この実測データに基づくAMATERASUモデル計算の実現により、テラヘルツ波減衰率を見積もる計算の精度が飛躍的に向上した。近年のテラヘルツ波利用技術の加速度的な進展により、テラヘルツ波を利用した大容量、高速通信等の実現への期待が以前に増して高まっていることから、この新たな計算方法を利用したテラヘルツ波減衰率見積りデータを公開することとした。
なお、AMATERASUによるテラヘルツ波大気減衰率データは、電気通信分野における国際連合の専門機関である国際電気通信連合の無線通信部門(ITU-R)により、国際標準に参照すべきデータとして受理されている(2009年5月)。
サービスページの案内
今回ホームページ上で開始した「テラヘルツ波 大気減衰率 提供サービス」は、NICT電磁波伝搬モデルAMATERASUをベースに、ホームページ上で任意のテラヘルツ周波数の電磁波伝搬度を計算して表示するサービス(詳しくは、https://smiles-p6.nict.go.jp/thz/jp/decay.html)。