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メナラ、米国国立科学財団海洋観測10GbE海底伝送に選定

April 26, 2013, Dallas--メナラネットワークス(Menara Networks)は、同社のOTN「システム・イン・モジュール」DWDM XFPトランスポンダが850kmにわたり10GbEバックボーン伝送を提供すると発表した。これは米国国立科学財団(NFS)海洋観測活動(OOI)の観測所、地域ノード(RSN)の一部としてオレゴン州沖の研究施設をケーブル接続するバックボーンとなる。
OOIは、NSFが資金を提供する大規模施設で、25年にわたり海洋観測を行い、気象の変化、海洋循環、生態系力学、大気海洋交換、海底プロセス、プレート規模の地球力学を研究する。OOIは、双方向科学センサシステムのネットワークインフラで、海洋と海底の物理的、化学的、地質学的、生物学的変化を計測する。これらの変化量の知見を増やすことは、環境変化の検出力改善と予測にとって重要であり、生物の多様性、沿岸生態系、気候への影響の検出や予測にとっても重要である。
OOIの一部であるRSNは、当初170kWまでの電力、240GbpsのTCP/IPインターネットデータ通信を、ワシントンとオレゴン沖のJuan de Fuca Plateの科学ノード7カ所に提供。設備は、ワシントン大学、RSN実装組織から受注したL-3 MariProが設計、建設、インストールする。この25年ライフのシステムにより、最初に導入されたインフラへの影響を最小限にとどめながら、今後の科学的ニーズや技術的進歩に寄与できる大幅な機能拡張が可能になる。
L-3 MariProの事業推進担当VP、Dan Chabot氏は、「水中設備の規模を最小にしながら、海底アプリケーションの高信頼要求をサポートする10GbE DWDM伝送ソリューションが必要だった。従来のシャーシベーストランスポンダは、限られたスペースとパワー供給では可能な選択肢ではなかった」とコメントしている。同氏によると、メナラのXFP形状のDWDMトランスポンダシステムは理想的な「ゼロフットプリント」ソリューション。「われわれは、これをシームレスにEthernetスイッチに組み込み、スイッチと電源装置だけで水中フットプリントが使えるようになる」。
RSNは、NSFのOOIの一部。OOIはワシントンD.C.の海洋リーダーシップコンソーシアム(COL)にあるOOIプロジェクトオフィスが運用する。

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