Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 26, 2013, Paris--OFSは、TeraWave ULA Ocean Fiberを発表した｡この新しいシングルモードファイバは、12000kmまでの海底システムの100Gbpsコヒレント伝送用に設計されている｡
　海洋ファイバ技術のブレイクスルー、TeraWave ULAオーシャンファイバは、業界最大の有効断面積、優れたケーブリングパフォーマンス、大幅な損失低減を独自に組み合わせたもので、太洋横断100Gbps高信頼コヒレント伝送に適している｡同ファイバの有効断面積(153μm2)は非線形効果を減らすので、スパンあたりの入力パワーを高めることができ、信号損失を改善する(0.176 dB/km at 1550 nm)｡
　短距離アプリケーションで使用すると非線形効果が一段と改善され、スペクトラル効率を高めることができる。
　OFSは独自の工程でTeraWave ULAを製造し、低ウォータピーク(LWP)、超低PMDのファイバを実現している｡この新しいファイバは、超長距離(ULH)ネットワークに最適化されている｡前世代までの海底ファイバと比べるとTeraWave ULAファイバは、ファイバ非線形に起因するパフォーマンスの限界を抑制し、スペクトラル効率の向上、少ないリピータスペーシングをサポートする｡
　リピータを用いないアプリケーション、フェストゥーンや深海横断でもTeraWave SLAオーシャンファイバのLEAの恩恵により、歪なしでハイパワー性能を高めることができ、従来アンプを必要としていた距離で高速のチャネル数を増やすことができる。