Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 23, 2013, Dallas--エクステラ(Xtera Communications Inc)は、海底ケーブルシステム用に次世代光リピータを発表した｡
これによりエクステラの海底ケーブルシステムソリューションのポートフォリオが強化され、同社はフルターンキーベースで一連の構成要素を提供できるようになる。また、サービスプロバイダは、大幅に改善された伝送距離と伝送容量の、ハイパフォーマンスで高信頼の海底ケーブルシステム構築が可能になる、とエクステラは説明している｡
光増幅器はモジュラーデザインとなっているため、多様なシステム仕様にカスタマイズでき、短距離の地域系システムから長距離システムまで様々な用途をカバーできる｡また、増幅帯域は通常のEDFA Cバンドを大きく上回る範囲となっている。電力消費も改善されており、高効率の駆動回路によりライン電流を最適値付近に調整できるため、電圧全体を下げることができる。全般的に製造工程を簡素化できるように設計しながら、信頼性と価値に対する注力は維持されている｡リピータには海洋グレードのチタンが採用されており、計量で水深8kmまでの設置を可能とする強度となっている。また、埋設作業中に直接ケーブル埋設機を通ることができるように小型化されている。
エクステラの海底ケーブルシステム担当CTO、Stuart Barnes氏によると、同社のリピータは既存デザインの進化形ではなく、E/Oパワー変換効率の改善など、旧来の問題に新たなソリューションを提供するものとなっている。