Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 15, 2013, San Jose/Lehigh Valley--アバゴテクノロジーズ(Avago Technologies Limited)は、サイオプティクス(Cyoptics, Inc)買収で最終合意に達したと発表した。
サイオプティクスは、データコムや通信市場向けにインジウム・燐(InP)光チップ、コンポーネント技術を開発、販売している｡
アバゴによると、この買収によって新たな40Gおよび100Gエンタプライズ、データセンタアプリケーション向けの同社の光製品ポートフォリオが強化される｡サイオプティクスのシングルモードInPレーザ、レシーバとフォトニクス集積機能により、これらのアプリケーションにおいてアバゴはさらに技術的リードを広げることになる。同社の光トランシーバ製品は、現在VCSELベースの技術が主流。サイオプティクス買収は同社の光コンポーネント事業を補完することになり、ターゲット市場は成長トレンドに乗っているアクセス、メトロ、長距離(LH)だけでなく、エンタプライズやデータセンタセグメントまで拡大する｡
サイオプティクスは、エンタプライズ、データセンタ、アクセス、LH市場セグメントをカバーする幅広い光コンポーネント製品を設計、製造、パッケージ化している。同社の光コンポーネントは、光トランシーバ、トランスポンダ、ラインカードに組み込まれている｡サイオプティクスは、ベル研とルーセントの遺産を引き継ぐことで幅広いポートフォリオと、大手モジュール/システムOEMを含む顧客層を構築している｡同社の売上高は過去3年で3倍以上に拡大｡2012年暦年で同社の純売上高は前年比21%贈、2億1000万ドルだった。