Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 11, 2013, London--今後、81％のUK人口が都市部に生活し、ネットワーク接続機器は2億台となり、4人に1人の英国人がオンラインショッピングをする。これは1人あたりで世界最高の数字。65歳以上が人口の1/5を占め、ヘルスケア需要を後押しする最大消費者グループの1つとなる。UKの南東地域は全GDPの15.3%を占め、ロンドンに次ぐ第2の最大地域になる。
これはFrost & Sullivanの分析「UKの新しいメガトレンド」で、UKが2025年にどのようになるかを示している。
UKにおける最も興味深く重要なメガトレンドは、接続性とコンバージェンス。UKは、2020年までにネットワーク接続機器が2億台になっている(1世帯に6台)。これは、新しいビジネスモデルやデジタルイノベーションハブによってデジタル経済への道を歩んでいることを意味する。デジタル機器の普及の恩恵を受けている主要産業の1つは小売業。UKの小売業は、実店舗のスーパーマーケットから仮想店やオンラインハイパーマーケットへ移行しつつある。このいずれも、現実世界との融合が進行している。
実店舗とオンライン上の仮想店舗というメガトレンドが大部分の英国の小売業者に影響を与えつつあり、1チャネル/マルチチャネルから統合型クロスチャネルモデルに移行しつつある。つまり小売業の物理的モデルと仮想的モデルの融合が進みつつある。UKは、世界で最もオンライン小売が普及しており、2025年には全小売販売の26％がオンラインになる。2025年には、エンタテーメント製品の80％以上がオンライン販売となる。UKにおける新しい小売ビジネスモデルが物流のような関連産業に新しい商機を開く。Click and collect(オンラインで購入して、近所の加盟店で受け取る)と言った新しいラストマイルオプションの登場を目の当たりにしている。英国における都市化というメガトレンドを前提として、都市での配達関連の課題に対処している。
UKは急激に都市化が進んでいくので、企業は成長市場としての都市に的を絞らざるを得なくなる。ほとんどのUKの都市は、2025年までにマイクロ製造ハブ、あるいデジタルハブになる。都市化は、企業に影響を与えて、企業は事業をより合理的に、最適化し、これによってより「スマート」な新しいUKが誕生する。
UKでは、このメガトレンドがグリーンコンセプトをスマート・イニシアティブ(構想)に置き換えていく。例えば、スマート技術がほとんどの家庭に入り、約500万のブロードバンド世帯が、2017年までには少なくとも1つのスマートホームシステムを導入してる。これによるデジタル売上は、10億ポンドに達する。
(詳細は、 www.frost.com)