Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

April 9, 2013, Otaniemi--オープンフォトニクス(Open Photonics, Inc)とフィンランドのVTT技術研究センタ(VTT Technical Research Centre of Finland)は、提携してVTTの先進的FP可視/赤外分光技術とスペクトラルイメージング技術の商用化を加速すると発表した。
オープンフォトニクスCEO、Jason Eichenholz氏は「オープンフォトニクスは、商用化促進の新しいモデルを明らかにした。次世代のセンシング技術を市場に出すことを狙って、VTTのスペクトラルエンジン技術とわれわれの通商パートナーを結びつけることに大きな相乗効果が見込まれる」とコメントしている。
VTTの新しいファブリペロー(FP)技術によって、次世代のスペクトラル計測機器を小型化し、コストを下げることが可能になる。新たな波長域の利用をこうした特徴に結びつけることは、将来の計測とプロセス制御機器にとって重要な原動力になる。VTTの新しいセンシングプラットフォームは、医療イメージング、ガス分析、プロセスモニタリング、遠隔空中センシングを含め、多くのアプリケーションで実証されている。
VTTの新規事業開発担当VP、Howard Rupprecht氏は「オープンフォトニクスは、商用化プロセス、世界中の潜在市場、潜在パートナーと顧客に強力なノウハウをもっている。VTTの戦略は、オープンフォトニクスと協力し、そのビジネスとフォトニクス専門技術を活用することによって、技術からビジネスを生み出すことである。当社の光センシング技術の商用化が大きく促進されると考えている」と話している。