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フジクラ、世界初40-60Gbpsシリコン多値位相光変調器
March 29, 2013--フジクラは、世界初の40-60Gbpsシリコン多値位相光変調器を開発した。
フジクラは、大容量かつ高速の長距離光通信ネットワークに用いる、40-60Gbpsの多値位相変調(Quadrature Phase-Shift Keying, QPSK)方式および差動多値位相変調(Differential QPSK, DQPSK)方式の低損失シリコン光変調器を世界に先駆けて開発した。この開発成果は、シリコンをプラットフォームとした広帯域、低コスト、かつコンパクトな光ネットワーク機器を実現するための大きな一歩。
開発したシリコン光変調器は、2つの変調動作部を集積化したネスト型マッハツェンダ変調器と呼ばれる構成。変調動作部への添加物分布や電極配置を最適化した結果、10dB以下の低光損失で40Gbps以上のDQPSKおよび60Gbps以上のQPSKを実現した。さらに、44.6GbpsのDQPSK伝送では±80ps/nmの分散耐性を確認している。
このシリコン光変調器は、フジクラがマイクロエレクトロニクス研究所(Institute of Microelectronics, IME)と共同で行ってきた開発成果の一部。フジクラとIMEは2006年より光通信用デバイスの共同開発を行っており、この2年間はシリコン変調器開発に注力している。その結果、2013年2月28日の10Gbps評価用モジュールの提供開始に続き、今回の40-60Gbps多値位相光変調器発表に至った。
フジクラは、大容量かつ高速の長距離光通信ネットワークに用いる、40-60Gbpsの多値位相変調(Quadrature Phase-Shift Keying, QPSK)方式および差動多値位相変調(Differential QPSK, DQPSK)方式の低損失シリコン光変調器を世界に先駆けて開発した。この開発成果は、シリコンをプラットフォームとした広帯域、低コスト、かつコンパクトな光ネットワーク機器を実現するための大きな一歩。
開発したシリコン光変調器は、2つの変調動作部を集積化したネスト型マッハツェンダ変調器と呼ばれる構成。変調動作部への添加物分布や電極配置を最適化した結果、10dB以下の低光損失で40Gbps以上のDQPSKおよび60Gbps以上のQPSKを実現した。さらに、44.6GbpsのDQPSK伝送では±80ps/nmの分散耐性を確認している。
このシリコン光変調器は、フジクラがマイクロエレクトロニクス研究所(Institute of Microelectronics, IME)と共同で行ってきた開発成果の一部。フジクラとIMEは2006年より光通信用デバイスの共同開発を行っており、この2年間はシリコン変調器開発に注力している。その結果、2013年2月28日の10Gbps評価用モジュールの提供開始に続き、今回の40-60Gbps多値位相光変調器発表に至った。