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NEL、ブロードコムと次世代DSP-LSIでビジネス提携

March 25, 2013, 東京--NTTエレクトロニクス(NEL)とブロードコム・コーポレーション(Broadcom Corporation)は、次世代コヒーレント光ファイバ通信用のデジタル信号処理(DSP) LSIにおけるビジネス提携を発表した。次世代の低消費電力100G DSP LSIを手始めに、通信ネットワークのさらなる帯域拡大や柔軟性向上に向けたソリューション提供に取り組む。
オンデマンドサービスや映像ストリーミングなどのブロードバンド・アプリケーションの普及により、バックボーンコア・メトロネットワークでの帯域需要が急伸し、世界各地で通信事業者がコヒーレント100G光伝送システムの導入を進めている。そのキーデバイスがコヒーレントDSP LSI。偏波多重された高速光信号をコヒーレント検波する際に、分散補償や軟判定誤り訂正などのデジタル電気信号処理を駆使して、ファイバ伝搬で歪んだ信号波形から正しい信号データを復元する。現在唯一の市販DSP-LSIがNELから全世界にむけて提供されており、グローバルな産業に広く貢献している。
その100G コヒーレントDSP LSI のサプライヤであるNELと、最先端CMOSプロセスによる通信半導体ソリューションを提供するブロードコム社の提携によって、次世代100G DSP LSIはさらなる進化を遂げる。コアメトロ光ファイバ通信ネットワークでのアプリケーション毎にDSP機能を最適に構成することで、コア用途で20W以下、メトロ用途ではさらなる低電力動作が期待される。100Gラインカード高密度実装やプラガブルなCFP型コヒーレント光トランシーバ実装用途への道を拓き、通信ネットワークのさらなる帯域拡大や柔軟性向上に貢献することを、目指す。

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