Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 14, 2013, San Jose--オクラロ(Oclaro, Inc)は、業界初の商用デュアルチップ非冷却励起レーザを発表した。同製品は、競合する冷却型励起レーザと比べて、小型形状、パフォーマンス向上、低消費電力化を実現している。
デュアルチップポンプレーザの特徴は、新しい業界標準10-pin MSAバタフライパッケージとしている点。14-pinパッケージよりも小さく、しかも初めて2個の非冷却500mWポンプレーザを1つのパッケージに収めている。この非冷却ポンプは、フレクスグリッドROADMアーキテクチャ向けに設計されており、OFC/NFOEC2013、オクラロのブースで紹介される。
消費電力を60％削減しながらフットプリントを2倍縮小したことで、この新しいデュアルチップ非冷却ポンプを利用すると、4もしくは8デグリーCDC-Flexノードアーキテクチャをターゲットにしたコスト効率とパワー効率に優れたAdd/Dropアレイアンプが可能になる。このアンプによってネットワークオペレータは、所有コストや運用コストを抑えながら、新サービスの迅速プロビジョニングサポートに必要となる帯域と容量を増やし、柔軟性を高めることができる。一般に、ポンプレーザは、光アンプ関連の総コストの大きな部分を占めており、アレイアンプを考慮するとこのコストは一段と大きくなる。この新しいポンプでは、オクラロは素早いトランジアントコントロール、業界一の信頼性を維持しながら、アンプのコスト削減とともに、小型化、低消費電力を提案している。