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古河電工、ブラジルでOPGW生産ラインを開設

March 13, 2013, 東京--古河電工のブラジル完全子会社Furukawa Industrial S.A.Produtos Eletricos社(FISA社)は、光ファイバ複合架空地線ケーブル(OPGW)の生産ラインを新設し、3月5日に現地で開所式を行った。
今後、FISA社は高成長が期待される南米地域のOPGW市場への参入によって、更なる事業の拡大を図る。
FISA社のホアジ・シャイクザデー社長は「今回の目的は大都市および長距離ネットワークでのアプリケーションを想定しているが、ブラジルの発展のため、あらゆるビジネスニーズおよび政府機関の要望に応えていく」と語り、さらに「当社が提供するソリューションは、ブラジルの各都市間の相互接続性を大きく高め、全国的な情報通信プラットフォームの高度化に貢献していく」と続けた。
開所式にはパウロ・ベルナルド通信相が出席。ブラジルでは空港、道路、鉄道、港の運営には政府の許可が必要だが、同相の出席は今回の新規事業の重要性を示している。

FISA社:1974年に設立以降、南米地域を中心に光ファイバケーブルやLAN関連製品などの製造・販売を行なってきた。現在、事業所はブラジルの他に、アルゼンチンにも擁し、事業拡大をはかっている。
OPGW(Optical Fiber Composite Overhead Ground Wire):架空送電線の避雷のために設置される架空地線に光ファイバ通信機能を兼備えた多用途電線。南米地域では電力需要増に伴い、送電線関連設備充実の一環としてOPGWの需要拡大が期待されている。

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