Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

March 7, 2013, Berlin--VI Systemsは、高速850nmパラレル光トランスミッタとレシーバボードセットを高速テストベッドアプリケーション向けに発売した。この高速光リンクデバイスは、850nm VCSELトランスミッタチップアレイとPIN フォトディテクタアレイをベースにしている。これらはMMF結合となっている。デバイスは、短距離光インタコネクトのテスト環境向けに設計されている。
VI Systemsが発表したのは、VHXT5204A-840トランスミッタテストボード。差動信号入力用に高速電気GPPO入力コネクタ、電圧供給用には標準SMAコネクタを備えている。光出力信号は、独自の850nm VCSELチップアレイで生成。VCSELチップアレイは、マイクロレンズアレイによりリボンファイバと結合。出力ファイバは、50/125μm マルチモードリボンファイバ、4×FC/PCコネクタで終端するファンアウトケーブル。
ドライバエレクトロニクスは、InfiniBand FDR/EDRおよび100BASE-SR4に準拠。トランスミッタテストボードは、チャネルあたり150mW以下で仕様化されている。VCSELドライバ回路は、USB-to-I2Cバスコンバータを介してWindowsベースコンピュータによりプログラム可能。
レシーバボードは、VHXR5204A-840。700～870nm波長対応の独自の4ch PINフォトディテクタチップアレイ。ボードは、高速差動電気GPPO出力コネクタ、パワー供給にはSMAコネクタとなっている。特徴は、出力スイングサイズ、プリエンファシスモード、信号検出閾値が調整可能であること。TIAはUSB-to-I2Cバスコンバータを介してWindowsベースコンピュータによりプログラム可能。
ターゲットアプリケーションは、ラック間アプリケーション、大規模データセンタ内、コンピュータおよびネットワーク業界のSANなど、短距離データ伝送ソリューション。