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インスブルック大学、光ファイバで量子情報を送信
February 8, 2013, Innsbruck--オーストリア、インスブルック大学のRainer BlattとTracy Northupの両氏が主導する研究チームは、原子に蓄積した量子情報を直接フォトンに転送する方法をNature Photonicsに発表した。
研究チームは先ず、イオントラップに1個のカルシウムイオンをトラップし、それを2つの高反射ミラーの間に置く。
「レーザを使って、所望の量子情報を原子の電子状態に書き込む。次に、その原子を別のレーザで励起すると、結果として1個のフォトンが出る。この瞬間に、その原子の量子情報をフォトンの偏向状態に書き込む、こうしてそれを光粒子にマップする」と同大学実験物理学PhD学生Andreas Stute氏は説明する。「そのフォトンはミラーの間に蓄積され、最終的に片方のミラー、他方よりも反射率が低い方から出力する。2つのミラーは、フォトンを特定の方向に操作し、それを効果的に光ファイバに導く」とPhD学生Bernardo Casabone氏は言う。フォトンに書きこまれた量子情報は、このようにして光ファイバで遠くの量子コンピュータに送られ、そちらでも同じ技術で情報を原子に書き込む。
(詳細は、www.uibk.ac.at)
研究チームは先ず、イオントラップに1個のカルシウムイオンをトラップし、それを2つの高反射ミラーの間に置く。
「レーザを使って、所望の量子情報を原子の電子状態に書き込む。次に、その原子を別のレーザで励起すると、結果として1個のフォトンが出る。この瞬間に、その原子の量子情報をフォトンの偏向状態に書き込む、こうしてそれを光粒子にマップする」と同大学実験物理学PhD学生Andreas Stute氏は説明する。「そのフォトンはミラーの間に蓄積され、最終的に片方のミラー、他方よりも反射率が低い方から出力する。2つのミラーは、フォトンを特定の方向に操作し、それを効果的に光ファイバに導く」とPhD学生Bernardo Casabone氏は言う。フォトンに書きこまれた量子情報は、このようにして光ファイバで遠くの量子コンピュータに送られ、そちらでも同じ技術で情報を原子に書き込む。
(詳細は、www.uibk.ac.at)