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ストラスクライド大学、微小LED光で通信革命

February 7, 2013, Glasgow--ストラスクライド大学(University of Strathclyde)の研究成果により、微小LEDでWi-Fiのようなインターネット通信が可能になる。家庭では、情報を表示しながら、照明にも使用できる。
この画期的な技術を開発した狙いは、「Li-Fi」の潜在力を余すところなく解放することである、と研究チームは説明している。現在利用されている電波やマイクロ波ではなく、可視光を利用してインターネット通信を行う。
Li-Fiの潜在力はすでに世界的に研究されているが、UKの大学に資金を提供している工学・物理科学研究委員会(EPSRC)は、大きな利益を生む先鋭的で特徴のあるビジョンを追求している。
この4年プロジェクトを主導している、ストラスクライド大学のMartin Dawson教授は、「LEDアレイがハイウエイで道を照らす以外に、最新の交通情報やインターネット情報を乗客のラップトップ、ノートブック、スマートフォンに無線で提供することを考えている。これは、われわれが開発した技術が実現できる特別な、エネルギー節約、平行効果である」とコメントしている。
Li-Fiを支えるのはLEDの利用。LEDは、急速に普及しつつある照明技術で、今後20年で支配的になると見られている。知覚されないが、LEDは1秒間に数千回のON/OFFを繰り返している。この点滅の長さを変えることで、デジタル情報を特別仕様のPCsや他の電子機器に送ることができる。Li-Fiはデジタルモールスコードになる。これにより、電磁スペクトラムの可視部分をインターネット通信に使い、現在使用されているスペクトラムの混雑度を緩和することができる。
世界中の研究者が取り組んでいるような1mm2程度のLi-Fi LEDを開発するのではなく、EPSRC支援の研究チームはマイクロサイズLEDsを開発する、潜在的にこちらの方が利点が大きいと考えているからだ。
まず、微小LEDsは大きなLEDsよりも点滅速度が1000倍以上速いので、データの転送速度も速い。次に、1000個のマイクロサイズLEDsが1個の大きな1mm2 LEDの占めるスペースに入り、個々の微小LEDが個別の通信チャネルとして動作する。マイクロサイズのLEDsを1mm2サイズのアレイとすることで、1000×1000の通信、つまり1個の1mm2 LEDの100万倍の通信を行うことができる。
また、個々のマイクロサイズLEDは微小ピクセルともなり、1つの大きなLEDアレイディスプレイとして使える。例えば、部屋の照明、航空機の内部など。あるいはまた、情報表示ディスプレイとしても使える。さらに、LEDsがセンシング機能を持つことも可能になる。例えば、フラッシュ内蔵のモバイル電話は、店の全ての展示品が電子プライスタグを持っていれば、これらの商品を指して価格を表示させることができる。

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