Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 7, 2013, Paris--フランステレコム-オレンジ(France Telecom-Orange)とアルカテル-ルーセント(Alcatel-Lucent)は、世界初のライブネットワーク400Gbps光リンク導入を発表した。フィールドトライアル成功に続いて、400Gbps波長光リンクは現在、パリとリヨン間で運用している。
このリンクは、FT-Orangeの運用環境内に導入されたもので、長距離陸上ネットワーク技術の画期的な到達点となる。
現行の最大帯域100Gbpsの4倍の容量で44波長を利用することで、この新しい光リンクは17.6Tbpsまでのトラフィックを伝送できる。
Orange Business Servicesの顧客、フランスの「技術、教育、研究」機関のために通信ネットワークを運用している公益団体RENATERが、リアルライフ状況でこの技術の機能を最初にテストする予定になっている。
RENATER理事、Patrick Donath氏は、「イノベーションプログラムの一環としてこの光リンクを実際の条件下でテストする計画だ。使用するルートは、パリとリヨン間の主要バックボーンの1つ。このリンクは、われわれのネットワークを通過するフランスの大容量科学データを伝送する。試験期間の狙いは、この容量で動作するネットワークで主要OEMが提供する最新のスイッチング装置をテストすること、これにより今後のRENATERのネットワークアーキテクチャを予想することができる。400Gbpsネットワークは、ネットワークの進歩と将来の研究プロジェクトにとって重要な一歩だ」と説明している。
Alcatel-Lucentのネットワーク&プラットフォーム担当プレジデント、Philippe Keryer氏は、「FT-Orangeは、当社の400Gbpsフォトニックサービスエンジンをベースにした商用400Gbps光ソリューションを採用する。これは、オンデマンド・マルチメディアコンテンツ、ソーシャルネットワーキングやクラウドサービスなどの新たな広帯域、ハイパフォーマンスのビジネスおよび家庭向けサービスをサポートすることを目的としている。この最新の成果は、Alcatel-Lucentとフランステレコム-オレンジによるイノベーションのペースを示すものであり、両社の長期にわたる協力関係を実証するものである」とコメントしている。