Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 6, 2013, Munich--トプティカ(TOPTICA Photonics AG)は、ベルリンのレーザダイオードメーカー、イーグルヤード(eagleyard Photonics GmbH)を買収した。
イーグルヤードの年商は約400万ユーロ(500万ドル)。同社は、最高水準のスペクトラルパワーと純度を持つレーザダイオードを供給する世界有数のメーカーの1社。トプティカ社長、Wilhelm Kaenders氏は、「この戦略的な買収で、両社の技術的リーダーシップが強化される。イーグルヤードは独立企業として市場で事業を継続し、同社の販売、流通組織、認知されたブランドを維持する」とコメントしている。
トプティカとイーグルヤードは、長年提携関係で成功を収めてきた。共同開発の一例として、ハイパワーテイパーダイオードがある。イーグルヤードとフェルディナント・ブラウン高周波技術研究所(FBH)との間の最も重要な技術移転は今回の買収によって今後さらに促進され、一段と強化されることになる。FBH研究所のGünther Tränkle教授は、「フォトニクス分野の技術推進役としての両社の関係がさらに強まることで、ベルリンは光技術のセンターハブとしての地位を強固にすることになる。当研究所と実際のアプリケーションとの相互作用が緊密になることで、世界有数のノウハウプールができ、世界中の市場で強い需要が期待できる競争力のある製品が実現する」とコメントしている。
イーグルヤードのレーザダイオードとトプティカのダイオードレーザは、すでに多くのアプリケーションにとって重要な構成要素となっている。これらは、量子オプティクスや分光計、産業用計測、医療技術、テラヘルツ発生、宇宙/防衛などで使われている。