Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

February 4, 2013, Aptos--エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、一般照明用途有機LED(OLED)の消費額世界市場予測を発表した。
ElectroniCastの推定では、2012年の一般照明OLED世界消費額はわずか3480万ドル(地域別:APAC 43%、EMEA 39%、アメリカ 18%)であったが、2022年には消費額は53億ドルに増加すると予測している。このレポートの市場予測データは、個別暦年のものであって、累積データではない。
平均販売価格(ASP)は、大幅に下落すると予測されている。これは、デバイスが競争環境にあるオープン市場に出て行くためである、とElectroniCastは指摘している。ASPが急激に下がるため、2013年の全般的消費額は2012年比でほぼ横這いとなる。一般的には、数量の激増が平均価格の下落で一部相殺されて消費額が増加すると予測される。
OLEDパネル一般照明市場は、幅広いアプリケーションがあるとされる「電球」(light bulb)よりも成長するとElectroniCastは見ている。参入企業が発表しているアプリケーションには、次のものがある(ただし、これに限られるわけではない)が、ElectroniCastの一般照明定義ではエリア照明がOLEDパネルの第一の目標でなければならない。

主なアプリケーション
窓/スカイライト、ウォールパネル/「ウォールピール」/ウォールペーパー、照明機能付ミラー(鏡そのものがOLED)、フローリング/階段(OLED組込)、家具(OLED組込)、その他。