Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 24, 2013, Honolulu--インフィネラ(Infinera)は、テルストラ(Telstra Global)の専用線ペア、AAGハワイ-カリフォルニア海底ケーブルのセグメントS5で、軟判定FEC(SD-FEC)で強化した100Gb/s光信号のデモンストレーションに成功した。
InfineraのSD-FEC技術を用いることにより既存伝送容量を倍増とすることができる。このトライアルは、同社の長距離FlexCoherent スーパーチャネル(Superchannel)技術と併せてSD-FECの能力を実証し、海底ケーブルの伝送距離と容量をいかに最適化できるかを示した。
この海底トライアルは、テルストラ・グローバルのAAGケーブル、セグメント5、専用線ペアを用いて行われた。同セグメントは、南カリフォルニアSan Luis ObispoとハワイのOahu島間4200kmの海底リンク。トライアルには、InfineraのDTN-Xプラットフォームとプロトタイプスーパーチャネルラインカードを用いた。ラインカードは、リアルタイムSD-FEC処理を行う第3世代FlexCoherentプロセッサと、業界初の500Gb/sフォトニック集積回路(PICs)を組み合わせている。
SD-FECにより誤り回復能力が強化されているので、InfineraのFlexCoherentマルチ変調フォーマットはこのリンクをエラーなしで接続することができている。SD-FECによって高次の変調フォーマットが使えるようになっているので、テルストラはこのリンクで使用可能容量を増やすことができ、インターネット需要激増に直面してもこのケーブルの商用寿命を延ばすことができる。Infinera FlexCoherent技術の主要特性は、ラインカードが簡単なソフトウエア制御によって特定の変調フォーマットに設定できる点にあり、これにより柔軟性を高め、容量と伝送距離を最大化しながら運用とスペア在庫コストを抑制することができる。
(詳細は、www.infinera.com)