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アイスランドのFarice、40/100Gb/s海底ケーブルで大陸に接続

January 16, 2013, Hanover/Reykjavik--シエナ(Ciena Corporation)とファリス(Farice)は、アイスランドとデンマークを結ぶ海底ケーブルDANICEのアップグレードを発表した。Fariceは、アイスランドと大陸を接続する大手プロバイダ。
2013年早期に稼働が予定されている今回のアップグレードには、シエナの40Gコヒレント光トランスポート技術が採用されており、急増するアイスランドのデータセンタ業界に十分な帯域を提供することができる。Fariceは、シエナ独自のGeoMeshネットワーキングソリューションを採用して陸揚げ局の設計を最適化し、海底と陸上のネットワーク間接続をシームレスに接続することでOPEX、CAPEXを抑制するとともに、低遅延化も実現している。
Fariceが、アイスランドのLandeyjarとデンマークのBlaabjerg間2295km DANICE海底ケーブルシステムの広帯域接続に選択したのは、シエナの6500パケット・オプティカルプラットフォーム。同ネットワークは、当初シエナの40Gコヒレントトランスポート技術を導入し、2013年にはWaveLogic3ベースのULH 100G波長となる予定。
アイスランドでは、低いクーリングコストと再生可能エネルギー源を求めて海外の企業やオペレータによるデータセンタ投資が増加しているため、ヨーロッパ大陸とアイスランドとを直接接続する海底ケーブルシステムの帯域が不足しつつあった。Fariceの今回のアップグレードによって総伝送容量は8.8Tbpsまで拡張できるようになり、アイスランドのストレージとデータセンタ市場のさらなる成長に道を開くもの期待されている。アップグレードされたDANICE海底ケーブルは、最大容量35.2Tbpsを提供できる4ファイバペアで構成されている。
ネットワークアップグレードは、シエナのOneControl Unified Management Systemで管理され、FariceのNOCはマルチレイヤサービスマネージメントによって迅速なサービス提供、正確なリソース利用とネットワークホットスポットの監視ができるようになり、ネットワーク資産の効率的利用と帯域最適化が可能になる。
今回は、2つの海底ケーブルのうちの片方をアップグレードしただけでなく、GeoMeshネットワークソリューションも導入されている。同ソリューションは光バイパス技術を含むもので、これによりアイスランド南部の陸揚げ局からダウンタウンReykjavikとKeflavik空港にあるFariceのPoPまでのエンド・ツー・エンドネットワークデザインが簡素化される。従来のアプローチでは、陸揚げ局に再生装置を設置していたが、これは遅延、コスト、複雑さの増加となる。GeoMeshはオールオプティカル設計となっていて、海底と陸上セグメントを1本のシームレスなリンクで接続し、大容量光信号を異種波長として既存の陸上バックホールネットワークで伝送することができる。
(詳細は、www.ciena.com)

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