Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

January 7, 2013, Schenzhen--ZTE Corporation(ZTE)は、ドイツテレコムの子会社T-Mobileオーストリア(TMA)の光ネットワークを10Gから100Gにアップグレードする。
TMAは2010年に10Gバックボーンの構築を始めたが、ビジネスの成長が続き、トラフィックの伸びと容量限界に直面している。ZTEは、ネットワークを100GにアップグレードすることでTMAの投資を保護し、今後の同社のビジネス展開要求に対処していく。
ZTE独自開発の100G技術は、PM-QPSK変調、コヒレントディテクション、SD-FECを利用しており、今回のネットワークアップグレードで採用された。WSON (Wavelength Switched Optical Network)/GMPLSコントロールプレーンとメッシュネットワーキングトポロジーを組み合わせたZTEのソリューションは、ネットワークの安定性と信頼性を強化し、OPEXを抑制する。
今回のアップグレードによって100Gコヒレントディテクション、OEOなしのLH伝送、コアサイト間の広帯域サービストランスポートが可能になる。既存ネットワークに対するTMAの投資を保護し、現状のビジネスニーズに対処しながら、将来に向けた拡張の余地を残している。
2012年、ZTEとドイツテレコムは、2450km マルチビットレートハイブリッド100G/400G/1T信号伝送を実証し、高速信号混合伝送の最長伝送距離フィールドトライアル記録を打ち立てた。2012年6月には、ZTEは400G/1T DWDMプロトタイプを発表している。