Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 27, 2012, Upper Lake--エレクトロニキャスト(ElectroniCast Consultants)は、プライベートデータ通信向けメディアコンバータ世界市場分析結果を発表した。
メディアコンバータは、リピーターの比較的安価な代替品となるので、既存ネットワークでのリピータ数抑制が可能になる。
この調査ではElectroniCastはメディアコンバータを異なる通信伝送媒体を接続する機器に分類している。例えば銅線と光ファイバ、マルチモードファイバ(MMF)とシングルモードファイバ(SMF)。
ElectroniCastの市場調査によると、引き続き広帯域化の根強い要求がある。また、建物、キャンパスを通してLAN間およびLAN拡張からデスクトップへの相互接続性の要求も増加している。
2012年、アメリカ地域(南北、中央アメリカ)の市場シェアは、世界の消費額の48％となり、この地域が市場リーダー。これに続くのがAPAC(35%)だが、予測期間内ではAPACが市場リーダーのポジションを獲得するとElectroniCastは見ている。
ElectroniCast社長、Stephen Montgomery氏は市場の傾向について、「ブロードバンド集約的なデジタルビデオやデータ転送が原動力となって、銅線ベースのインタコネクトでは帯域要求に応えられなくなっている。また、データセンタなどのコンピュータやストレージが集中するアプリケーションでは、光インタフェースが採用され、このために銅線と光のコンバータ、異なるタイプの光媒体の変換を必要とする市場が拡大している」とコメントしている。