Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 27, 2012, Menlo Park--パシフィックメディアアソシエイツ(PMA)は、世界のプロジェクタ市場について最新の業界予測を発表した。
2013年のプロジェクタ業界は成長率18％、世界規模の出荷台数1130万台と予測されている。また、業界のセグメントによっては、この成長に大きく貢献する、特に明るい分野がある。
固体照明(SSI)プロジェクタは、欧米の教育市場における予算緊縮が引き続き成長阻害要因となるものの、市場全体を凌ぐ勢いがあると見られている。2013年にSSIプロジェクタの販売を開始するメーカーが複数あることから、PMAはこのセグメントは今後力強い成長が期待できる、と見ている。
世界の主要シネマチェーン向けのD-Cinema(デジタルシネマ)コンバージョンは減速しているが、小規模の独立系劇場や公共の劇場にマッチした新しいローコストモデルが続出しており、これに牽引されてこのセグメントが以前の予測を超えるハイペースで拡大している。これは、特に中国、ラテンアメリカ、中東とアフリカで現実になっている。
PMAの予測ではホームシアター世界市場も今後堅調な伸びが期待でき有望。ホームシアタープロジェクタトレンドは、2014年ロシアの冬季オリンピック、2014年ブラジルのワールドカップ、2016年フランスのEuro Football、2016年ブラジルの夏季オリンピックなどの主要なスポーツイベントが牽引力となる。
力強い成長が期待できる別の分野は、New Era統合プロジェクタセグメント。これは、他のホストデバイス、携帯電話、カメラ、ビデオレコーダ(camcorders)などへの組込モデル。このセグメントについては、PMAは68％の力強い成長を予測しており、2013年には世界で140万台が出荷され、2014年の出荷台数は倍増では止まらないとPMAは見ている。