Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 25, 2012, Santa Clara--コヒレント(Coherent, Inc)は、ルメラレーザ(Lumera Laser GmbH)を現金約5200万ドルで買収した。ルメラは、マイクロエレクトロニクスや高精度材料加工、OEM医療アプリケーション向け超高速固体レーザのメーカーとして知られている。買収金額は、ルメラの2012年暦年売上高の約1.5倍となる。
この買収は、コヒレントの産業用超高速レーザの既存ポートフォリオを補完し、急成長市場における同社製品の範囲を拡大する、とコヒレントは説明している。ルメラは、その新しい製品力とアプリケーション専門技術によりコヒレントの超高速製品および市場成長促進で重要な役割を果たすとコヒレントは期待している。
ルメラは、幅広い範囲のRapid, Hper-Rapidピコ秒製品で、特殊マーキングと微細加工、PV製造、ガラス切断、LEDスクライビングなどのアプリケーションで大きな成功を収めてきた。コヒレントのEVP、Mark Sobey氏は、「産業用ピコ秒レーザの24/7製造へのインストールは500システムを超えている。定評あるコヒレントのサービスサポートに支えられた超高速レーザソリューションで最大級の選択肢を提供することでこの成長市場に資するように当社は世界の販売とサービス網および共同の技術力を強化していく」とコメントしている。
コヒレント社長/CEO、John Ambroseo氏は、「当社の究極的な目標は、コヒレント、ルメラ、Innolight、MiDAZからなる要素技術により、超高速産業用ソリューションの幅広い選択肢を顧客に提供することだ」と話している。