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アバゴ、100GbE/OTN 用 28nm CMOS トランシーバを発表

December 14, 2012, SAN JOSE--アバゴ・テクノロジー (Avago Technologies)は、Ethernetと OTN(Optical Transport Network)をサポートするトランシーバ用PHY(物理層)デバイスとして、新製品「Vortex Gearbox」を発表した。
このVortex Gearboxは、アバゴの実績ある28nm CMOS 技術とSerDes技術を活用して開発されたもので、すでにIEEE CAUI、CEI-11G-SR、CEI-25G-LR、CEI-28G-VSRを含むCEI(Common Electrical Interface)規格に適合することが実証されている。また、アバゴ独自のDFE(Decision Feedback Equalization:判定帰還等化)アーキテクチャを採用したことにより、消費電力とデータ遅延を抑えつつ、業界最高レベルのジッタ性能とクロストーク性能が実現されている。

サンプル出荷を開始
「AVSP-1104」はVortex Gearboxシリーズの最初の製品。高密度の100GbEおよびOTNの分野を対象とし、シングルチップPHYデバイスとして開発された。バックプレーンとポートサイドの両方の用途に最適な製品。

主な特長
・32dBのチャンネル損失にも対応可能な長距離性能
・1Gbps~28Gbpsでのホールフリー動作
・4レーン(4×25Gbps、4×28Gbps)から10レーン(10×10Gbps、10×11Gbps)への全二重変換が可能なギアボックス機能
・オプションで、10レーンの全二重通信のためのリタイマ機能を構成可能
・あらゆるSerDesインタフェースに対するプログラミングが可能な送信/受信等価(イコライゼーション)機能
・10-20のビット誤り率(BER)
・容易に使用できるリモート・デバッグ用の診断ソフトウェア
アバゴ・テクノロジーのASIC製品担当副社長兼ジェネラル・マネージャのフランク・オストウィッチ氏は、「当社は、これまでの10年間にチャンネル数に換算して2億5千万を超えるSerDes製品を出荷した。これは、高性能のASICに向けた最先端のSerDesコアの開発実績としては記録となる数字。このような実績を基盤とし、アバゴは、Vortex Gearboxシリーズの最初の製品となるAVSP-1104の供給を開始する。当社は、現在100GbEに対応したソリューションを提供中だが、近い将来、28Gbpsを超える高速シリアル通信を利用するシステムの構築を可能にするソリューションの提供を開始する予定だ」とコメントしている。

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