Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

December 13, 2012, 武漢--アクセリンク(Accelink Technologies)は、デンマークのIgnis Photonyx A/S(IPX)の株主、Ignis ASと株式購入契約を結んだ。
アクセリンクは、Ignis ASが保有するIPXの株式100％を260万米ドルで買収すると発表した。取引完了後、IPXはアクセリンクの完全子会社となり、アクセリンクはIPXを540万ドルに増資して工場のアップグレードと運転資金にあてる。
アクセリンクは、同社の主力製品と資本運用の強化により、オプトエレクトロニクス事業の垂直統合を目指して力をつけている。同社の戦略では、買収は同社の製造規模、市場シェア、サプライチェーンマージンを強化するための重要なアプローチとなっている。IPX買収成功は、IPXのチップ技術を共有することでアクセリンクのサプライチェーンの補完となし、ハイエンド市場への参入を加速し、コア技術所有企業としてランクされ、同社の技術力の大幅向上となることから、世界市場に影響力を持つ業界リーダーとなるという同社の目標達成に寄与するものとアクセリンクは説明している。
IPXは、デンマークの光チップのメーカーとして知られており、同社の主力製品はPECVD技術で製造される光コンポーネント。IPXは、長期にわたりアクセリンクに、PLCSやAWGなどの平面光導波路コンポーネントを供給してきた。IPXのコア技術は、100Gbps、400Gbpsハイエンド製品を開発して潜在市場を拡大し、市場での地位を固めようとしているアクセリンクにとって大きな力となる。買収後、アクセリンクの技術と製品の世界ランキングは向上し、全体的な力がこれまでになく高まる、と同社は説明している。