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コーティナ、業界初の28nm EDC PHYアーキテクチャを発表

December 6, 2012, Sunnyvale--コーティナ(Cortina Systems, Inc)は、業界初の28nm EDC PHYアーキテクチャを発表した。
この次世代アーキテクチャは、今後のCortina 25GとマルチレベルPAM製品の技術基盤となる。このアーキテクチャの設計は、飛躍的なローパワー化、100G、400Gアプリケーションにまでスケールする帯域のサポート。28nm技術の高密度化により、次世代データセンタ、キャリア、エンタプライズシステムではポートカウントの増加、フェースプレートやバックプレーン帯域の増加となる。
このアーキテクチャの最初の製品は、CS4343 Octal 15G EDC(electric dispersion compensation)デバイス。同製品の基本的アーキテクチャは、17×17mmパッケージで遅延が1ns以下、消費電力は先行世代より50%少ない。動作周波数は1~15Gbpsと広く、データセンタ、ストレージ、HPC、ワイヤレスバックホールで使用される主要標準全てをサポート。1GbE、10GbE、40GS/s、100GbE、InfiniBand、FC、CPRI、OBSAIなどが含まれる。
この包括的な機能により、システム設計者は同じデバイスで幅広いアプリケーションに対応できる。
Cortinaのディレクタ、Scott Feller氏は、「帯域激増に対処するためにデータセンタのアップグレードが始まっている」と捉えている。「システムベンダは、サイズ、パワー、密度の制約に対処できるソリューションを探している。Cortinaは、28nm技術によってシステムベンダの今日的、将来的要求に応える基盤となるプラットフォームアーキテクチャを開発した。サイズを小さく保ちながら、サポートできるデータレートを15Gに拡張し、同時に消費電力を現行製品パーツに対して50%削減した」。
CS4343 PHY機能は、8×全二重10Gリンク、2×全二重40Gリンクをサポート。同デバイスの動作範囲は、1GbE、10GbE、FC(1/2/4/8/16G)、InfiniBand(SDR/DDR/QDR/FDR)、CPRIオプション1~7をカバーする。EDC機能により、このデバイスはDirect Attach CopperへのリニアSFP+/QSFP光モジュール、10GBASE-ZR、DWDM SMFアプリケーションで動作する。10G SFP+、IEEE.802.3ba 40G、100G nPPI、nAUI仕様に完全準拠。デバイスは完全自立であるので外部のプロセッサで分散補償のコンバージェンス、動的適用制御不要。CS4343は既存装置とのシームレスな相互接続性に向けて、40G CR4アプリケーションへのオートネゴシエーション、係数トレーニング機能、レートネゴシエーション16G FCチャネルを集積している。
CS4343には、2×2スイッチが集積されており、外部のクロスバーデバイスなしでバックプレーン、フェイスプレートアプリケーションの冗長化ができる。集積スイッチ機能は1+1プロテクションスイッチング、ブロードキャスト機能を双方向サポートしている。また、同デバイスは、動作していない冗長リンクの迅速切り替えのためにリンク品質モニタリングをサポートしている。加えて、CS4343では、出入り両方向EDC機能は完全対称アーキテクチャ。これにより、ブレードサーバ設計でKR4バックプレーンからCR4配線への変更が1つのデバイスで、システムコストを削減しながら実現可能。
CS4343は、AC結合コンデンサ集積であり、レファランスクロックフリー動作をサポートしており、全般的なシステムBOMコストを抑制する。また、テストとデバッグ目的で、リアルタイムアイモニタリング、ループバック、PRBSジェネレータとチェッカー、ハードウエアインタラプトとGPIOピン機能を持っている。
CS4343デバイスは現在サンプリング出荷中。

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