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カリアント、光サーキットスイッチS320でOpenFlowサポート

November 16, 2012, Santa Barbara--カリアント(Calient Technologies, Inc)は、同社のS320光サーキットスイッチでOpenFlowをサポートする新しいAPIを発表した。
このAPIにより、OpenFlowコントローラにより、S320はデータセンタネットワークを再構成し、統合パケットサーキットスイッチSDNの一環として光レイヤで大容量データフローを最適化する。
OpenFlow APIは、S320のMEMSスイッチングモジュール(MSM)上で動作する。MSMは高可用スイッチングおよび制御サブシステムで、冗長制御プロセッサとLinuxベースOSを採用。
データセンタでは、320ポート(フルデュプレクス)S320は、任意の高速光ファブリックを実現。TORスイッチ相互間接続、またコアルータと接続してインターネットにつなげる。S320は、スイッチング容量32Tbps、<60ns低遅延接続でダイナミックにビッグデータフローを変える。これは従来のレイヤ2/3のスイッチで管理することは困難であり、高価になる。
OpenFlowコントローラは、時刻(TOD)、リアルタイムアプリケーションフロー、あるいは予測アルゴリズムに基づいてS320接続を再構成できる。このことは、ピークトラフィックに備えてスイッチリンクのオーバープロビジョンが不要であることを示しており、「トラフィック収容にオンデマンドで再構成できるためである」とカリアントは説明している。
カリアントの会長/CEO、Atiq Raza氏は、「データセンタにおけるSDN制御光サーキットスイッチにとって今が好機である、なぜなら光スイッチは飛躍的に遅延を少なくし、ビッグデータの移動に必要な帯域をただちに提供することができるからだ。データセンタに対する潜在的効果は極めて大きく、すでにこれらのネットワークの仮想化が加速している」と話している。
CALIENT S320光回線スイッチは、同社独自の3D MEMS技術をベースにしている。同スイッチは320ポート(320入力、320出力ポート)をサポートしており、スイッチング容量は32Tbps超、ポートあたりのデータレートは100Gbps超。S320はプロトコル無依存であり、ほとんど遅延なく(<60ns)任意の接続(any-to-any)が可能。S320シャーシは19インチラック、最大消費電力は45W、波長1260~1650nmをサポート。
S320 OpenFlow APIは、Q4末に相互接続テストが可能になる。


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