Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 5, 2012, Rochester--セムロック(Semrock)は、光フィルタ製品を製造する量産工場を新設した。
この新工場は、スペクトラル的に複雑なスパッタ蒸着の光フィルタをOEM顧客向けに、年間数十万個生産できる。新工場は、同社の光フィルタ製造技術をベースにしており、量産化される小型オプティクスが不可欠の技術となる診断、POC(point-of-care)ヘルスケア新興市場で、顧客の商機獲得に貢献するものとなる。
セムロックのジェネラルマネージャ、Rob Beeson氏は、「この新工場で当社は、先進的な光デザインと製造技術を新たなレベルに押し上げた。新工場からの製品は、同じセムロックのパフォーマンスと信頼性を備えているが、生産数量は以前よりも遙かに多く、診断器具市場向けに適正価格で提供できる。当社は、スペクトラル的に業界で最も高度な光フィルタを提供しており、これによって、顧客の機器では、計測時間の高速化、ダウンタイムの減少、繰り返し製造および光コンポーネント数の削減など、優れたパフォーマンスを実現している」とコメントしている。
セムロックは、蛍光計測＆顕微鏡用フィルタ、ラマン測定器用フィルタ、レーザ分析機器用フィルタの3つの製品プラットフォームで、バイオテクノロジーと分析機器市場をサポートしている。