Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

November 1, 2012, Sunnyvale/Cyprus--インフィネラ(Infinera)と、キプロス通信事業者(Cyta)は、500Gbps長距離Superchannelを特徴とするInfinera DTN-Xプラットフォームの導入を発表した。導入箇所は、アジアとアフリカをヨーロッパに相互接続するTE-North Cable System。Cytaは、DTN-Xプラットフォームを選択し、同社の顧客に商用サービスを提供する。
Cytaは、キプロスの大手通信プロバイダで、固定電話およびモバイル電話からインターネットサービスプロビジョン、ブロードバンドアプリケーションまで、幅広い通信サービスを提供している。Cytaは、テレコムエジプト(Telecom Egypt)のTE-North Cable Systemの一部、ALEXANDROS海底ケーブルを運用している。TE-North Cable Systemは、Abu Talat、エジプト、フランスのマルセイユを接続3600kmの海底ケーブルで、キプロスのPentaskhinosにブランチが延びている。InfineraのDTN-Xプラットフォーム導入によりキプロスは、ALEXANDROS海底ケーブルに容量を追加し、将来的にはTE Northの陸上ネットワークのアップグレードも可能になる。アップグレードの目的は、キプロスを介して中東、アジア、アフリカ地域にサービスを展開しようとしている国際オペレータへのサービス提供にある。
Infineraは、PICとFlexCoherentプロセッサをベースにして世界初の500Gbps長距離Superchannelを実現した。これにより、伝送容量は運用を複雑化させることなく拡張することができる。