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整列したナノロッドでLEDディスプレイ性能向上

October 30, 2012, Ithaca--研究チームは、ボトムアップエンジニアリング法を用い、強化版LEDディスプレイ開発支援を目的にコーネル大学シンクロトロン源(CHESS)のイメージング機能を利用してきた。
フロリダ大学とCHESSの共同研究により、半導体材料の整列したナノロッドからコロイド状の「スーパーパーティクル」を作る新しい方法が生まれた。
研究チームは、ナノロッドをカドミウム・セレンおよびカドミウム・サルファシェルと合成した。合成物の格子不整合面を利用して、これらのロッドをより大きな周期的なコロイド構造、いわゆるスーパーパーティクル(超粒子)を作製。
スーパーパーティクルでは、光出力と偏向性が強化されており、これらはLEDテレビやコンピュータスクリーン製造に重要な特徴となる。有核スーパーパーティクルはさらに、型に流し込んでマクロの偏向フィルムとすることができる。研究者によると、このフィルムにより偏向LEDテレビやコンピュータスクリーンは50%の効率向上が得られる。
研究チームは、CHESS施設を利用して、微小ダイヤモンドアンビルセル(DAC)内の試料から小角X線散乱データを収集した。この技術と、高分解能透過電子顕微鏡を用いて、添附の有機物成分がどのように整列した構造になるかを解析した。
ナノロッドはまず、6角形の整列したアレイのレイヤ内で並ぶ。次に、高秩序ナノロッドアレイは一連の層状ユニットのように振る舞い、大きなスーパーパーティクルに成長するにしたがい、自己形成によって長尺秩序構造になる。長くなったスーパーパーティクルは、ポリママトリクスに整列させてマクロのフィルムを形成することができる。
(詳細は、Science, Oct. 19)

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