Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 15, 2012, Barrington--エドモンド・オプティクス(Edmund Optics)は、コーティングと非球面製造を中心に、2013年に世界規模で工場を拡張する。
「現在の経済状況にもかかわらず、当社の顧客は複数のコアコンピタンスで機能と製造能力の拡張を求めており、当社はそれに応えて行く考えだ。これが当社の使命だと考えている」と同社CEO、Robert Edmund氏はコメントしている。
EOシンガポール工場や日本のEO秋田における最近の製造能力拡張に加えて、エドモンド・オプティクス(EO)は国内製造に投資してペンズバーグ(Pennsburg)工場をバーリントン(Barrington)の本社に統合する。「米国における製造は難しい課題に取り組んでおり、それだけにこのようなリソースを当社の製造技術の中核に近づけておくことが重要である」と同社COO、Samuel Sadoulet氏は説明している。
エドモンド・オプティクスは、現在のコーティング技術に加えて、シンガポールと秋田の工場でコーティングと計測装置を追加導入する。導入するのはShincron Coater、3チャンバーマシンで、これにより高精度量産コーティングが経済的にできるようになる。これまでEOペンズバーグで使用していた最先端の光計測装置をシンガポールと秋田に導入し、業界最高の品質テストができるようになる。ニュージャージー州、バーリントンの国内工場は非球面とコーティング技術およびプロセス開発にフォーカスする、これには高精度薄膜研究所設立も含まれる。販売ディレクタ、Anthony Artigliere氏によると、1000万基板を超えるEOの在庫はバーリントンにあるので、顧客の急ぎのプロジェクトに向けて標準パーツを素早く変更するには理想的なロケーションとなっている。
この統合後、エドモンド・オプティクスの計画では、2013年に世界の製造工場は12,700m²、2007年の15％増となる。