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ボーイング、米海軍向けレーザJDAMのフル生産開始

October 10, 2012, ST. Louis--ボーイング(Boeing)は、2300個超のJDAM(衛星誘導爆弾)センサに関する既存の米国海軍との契約変更で2270万ドルを受けとり、海軍のDAMTC(移動目標直接攻撃能力)計画の要求を満たすようにフル生産を始める。
JDAMはローコストのモジュラ誘導キットで、無誘導自然落下の爆弾を高精度誘導弾に変える。レーザ機能によって、移動目標、海上脅威、その他の再配置可能な目標に対する武器の効力を高める。
「ボーイングのJDAMは、10年以上にわたり、米国兵士や世界中の同盟国によって使用され、成功を収めている。レーザJDAMの先進的機能は、変化の激しい今日の戦場で拡大する新たな脅威に対して比類のない精度、柔軟性を提供するものだ」とボーイングのミサイルおよび無人航空システム担当ジェネラルマネージャ/VP、Debbie Rub氏はコメントしている。
また、レーザJDAMプログラムマネージャ、Charlie Davis氏によると、ボーイングのレーザJDAMは戦場での実績が豊富であり、移動目標を正確に攻撃し、巻き添え被害は極めて少ない。「レーザセンサを加えたことで安価なオプションとなり、兵器担当者にとってはインストールが簡単、すでにJDAMに精通しているパイロットは直ちに使用することができる」。
ボーイングは、2007年初めにその機能が緊急運用に必要と認定された後、17ヶ月足らずで開発とテストサイクルを完了した。同社は、最初のレーザセンサキットを2008年に米軍に納入。米国空軍は同年にそれらをイラクでの戦闘に使用し、成功を収めている。
1998年のJDAM製造開始以来、ボーイングは、238000を超えるキットを製造している。

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