Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

October 3, 2012, Fremont--インテマティクス(Intematix Corporation)は、米国特許商標局(USPTO)がLEDの赤色窒化燐化合物をカバーする特許を公開したと発表した。この特許は8月に承認され、公式公開は9月25日。
インテマティクスの米国特許No.8,274,215「窒化ベース赤色フォスファ」は、LEDフォスファ領域で同社の18番目の特許、US特許全体では71番目となる。
世界中のLEDメーカーはインテマティクスの赤色窒化製品ポートフォリオを取り込んで、ハイパフォーマンス、高品質の照明製品を製造することになる。パテントは、これらのカスタマーとデザインをカバーするものとなっている。
「当社の新しい化学的生成により材料構造における酸素不純物の濃度が下がり、高温・高湿条件下での信頼性向上が得られる。この設計により光出力効率は高まり、LEDチップから青色光を供給すると出力波長が長くなる」とインテマティクスのCTO、Dr. Yi-Qun Liはコメントしている。
赤色フォスファ技術は、CRIの高い高品質LED照明実現で不可欠の役割を担っている。特に窒素技術の高温安定性により、LEDのユニットあたりの動作温度、パワー、光出力は高くなり、照明コストが下がる。赤色出力域の他のフォスファと比較すると、LED設計者は、インテマティクスの提供する他のフォスファと組み合わせた時に、LEDの出力効率を高め、CRI 98程度のデザインができる。また赤色フォスファは、フラットパネルTVなどのディスプレイの色域パフォーマンスも拡張する。