Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 20, 2012, Shenzhen--ZTE(ZTE Corporation)は、400G高速伝送で新たな世界記録を達成したとECOCで発表した。
ZTEは、実験で同社の特許技術を用い、400GbpsシングルキャリアPDM-QPSK信号、40 DWDMチャネルを標準SMFで2800km伝送した。これは、これまでのシングルキャリア400Gの1200km伝送を超える新たな世界記録。
シングルキャリア伝送は簡素な伝送、受信構造で、管理も簡単となり、チャネルレートとシステム容量増では選好的ソリューションと見なされている。従来のシングルキャリア1200km伝送記録では、高価な特殊ファイバとオールオプティカルラマン増幅技術が用いられていた。
ZTEの実験では、同社独自の技術で40×400Gbpsを達成。シングルキャリアPDM-QPSK信号は、高感度受信感度を持つ高度な変調スキームを採用している。この技術により、幅広く普及している標準SMFとEDFAsとを用いて、敷設済みのファイバインフラに大きな変更を加えることなくULHシステム伝送を実現することができる。
この実験では、2800km(35スパン、80km/span)を達成し、現状のファイバ伝送システムで100Gを超える伝送が超長距離(ULH)で可能になることを示した。同時に、このシングルキャリアシステムは、108Gbaud、業界最高のシンボルレートを達成した。
ZTEは、100Gと400G/1Tbps技術、R&Dと製品ソリューションの応用に取り組んできた。自社の最先端の100Gおよび100G超の高速信号伝送技術を利用し、フィールドで使用するいくつかのキーテクノロジーに取り組み、成功を収めている。
ZTEは、実験的にシングルチャネル11.2Tbps光信号実装を行った初の装置ベンダの一つであり、標準SMFで640km伝送に成功している。これは、シングルチャネルで1Tbps伝送という世界記録を破る成果。