Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 18, 2012, Maynard--アカシア(Acacia Communications)は、2011年以来、商用AC100コヒレントOIF準拠モジュールを量産出荷しており、世界のすべての地域の光ネットワークに導入されていると発表した。
AC100により、データセンタ、キャリア、ケーブルオペレータ、サービスプロバイダは、拡大を続ける帯域需要に応えることができる。モジュールは、長距離、地域系アプリケーション向けの100G伝送パフォーマンスを著しく改善することで増加を続ける帯域需要に応えている。AC100は、強力なDSP技術と最適化された高速光デザインを利用することで、軟判定FECや高度なDSP(デジタル信号処理)機能を含む、業界最先端の光パフォーマンスを実現している。これらの特徴により、世界最大の100Gネットワーク、最長のオールオプティカルルートなどのネットワーク導入が可能になる。
アカシアの社長/CEO、Raj Shanmugaraj氏によると、同社製品は24スパン、2500-kmオールオプティカルパス、9 ROADMネットワークに導入されている。これは、商用導入されている100Gでは最長となる。
同社モジュールAC100は自社開発の専用ASICを利用しており、特徴としては以下の点が挙げられる。

・OIF推奨を遙かに下回る業界最小消費電力
・Telcordia完全認定
・OIF MSA準拠形状
・高速・広範なPMD補償範囲により、現在10Gでもサポートできないファイバリンクで100G伝送を可能にする。
・包括的なパフォーマンスモニタリングにより、瞬時にシステムとリンク情報が得られる。

100Gサブシステム市場は、今後3年で、年間25億ドル規模になると予測されている。