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クラリファイ、メトロ向けに40G LightSpeedコヒレントSoC

September 18, 2012, Amsterdam--クラリファイ(ClariPhy Communications, Inc)は、メトロネットワーク向けに最適化した40GコヒレントSoC (systems-on-chips)を発表した。
DP-QPSKコヒレント技術の利点は導入が容易であり、伝送距離や容量が大幅に拡大でき、TCO低下が可能で、長距離や海底ネットワークで十分に確立されている技術である。オペレータは現在、これらの利点を最も効率的でスケーラブルなメトロ、地域系ネットワークで利用しようとしている。ここで必要となるソリューションはXPM耐性が高いこと。XPMはDWDMシステムで40G DP-QPSK波長に対する隣接10Gチャネルの干渉から来るもので、これによってメトロコヒレント導入における光スパン数と伝送距離が制限を受ける。
クラリファイはコーティナ(Cortina System)と共同でXPM問題を解決し、メトロネットワークにおける40Gコヒレント導入を可能にした。このソリューションは、データレート47Gbpsで動作するクラリファイのCL4010 LightSpeedコヒレントSoCで構成され、コーティナのCS604xおよびCS600x光トランスポートネットワーク(OTN)プロセッサで提供される最先端のFEC機能をサポートしている。この統合ソリューションにより、OSNR感度は3dB向上する。この改善により、レガシーネットワークの偏波モード分散(PMD)に対処できるコヒレント伝送能力と併せると、ネットワークスパン数が増え、総伝送距離を50%延びる。キャリアは現在、ネットワークスパンを経済的に延ばして、少なくとも15スパン、伝送距離にして1200kmにしたいと考えている。今回のソリューションにより、ガードバンドなしで40Gと10G波長の隣接導入が可能になるので、オペレータはファイバ容量を最大化し、ビットあたりのコストを下げることができる。
データレートを47Gbpsに増やしたことでオーバーヘッド13%の強力FECをサポートでき、4×10GbEクライアント信号を標準ODU3e1もしくはODU3e2ペイロードにマップすることができる。必要なら、コーティナの20%、25%オーバーヘッドFECコードを用いてさらに強力なFECスキームを利用することも可能だ。これらのコードは、データレート47Gbpsから50Gbpsをサポートする、クラリファイのCL5018 LightSpeedコヒレントSoCとともに利用することができる。
(詳細は、www.clariphy.com)

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