Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

September 5, 2012, Wellesley--BCCリサーチ(BCC Research)の調査「有機発光ダイオード(OLED):技術と世界市場」によると、2011年のOLED出荷は世界規模で32億ドル、2012年に49億ドル、市場は今後CAGR 32.6％で成長して2017年には203億ドルとなる見込だ。
OLED市場は、ディスプレイ、照明、センサの3つのセグメントに分けられる。
金額ベースで最大市場であるディスプレイは、2012年に49億ドル、その後CAGR31.8％で成長して2017年には196億ドルに達するとBCCリサーチは予測している。照明とセンサは、2011年、2012年では無視できるほどの小さなシェアしかないが、2017年には、それぞれ7億ドル、250万ドルの規模に達する。
有機発光ダイオード(OLED)は、電極間に挟まれた有機層で構成する薄膜デバイス。有機発光デバイスの基本原理は、電界発光(エレクトロルミネサンス)、電流により材料が発光する。構造的には無機LED半導体のアプローチと異なるが、両方とも照明、ディスプレイ、マイクロエレクトロニックアプリケーションに使用される。
有機発光ダイオードは、有機化合物からなるエレクトロルミネサンス層。一般にこの層は、有機化合物の蒸着に適したポリマ材料を含む。ポリマ層は柔軟性があり、この点が競合技術に対するOLEDの大きな利点の1つになっている。
調査レポートは、2012年のOLEDで市場を数量化し、2017年までの成長力を分析する。他に、技術トレンドと関連パテントの分析。業界構造の展望。OLED関連の経済、政治、法・規制の分析。ディスプレイ、固体照明、センサの新興市場など主要市場セグメントについて記載している。