Laser Focus World JAPAN　レーザーフォーカスワールドジャパン

August 28, 2012, Upper Lake--エレクトロニックキャスト(ElectroniCast Consultants)は、医療/バイオフォトニックデバイス向けパッケージドLED世界消費額調査結果を発表した。
2011年の医療・バイオフォトニックデバイス用LEDの世界消費額は5650万ドルだった。この消費額は今後、平均価格の下落を力強い数量の伸びが相殺し、CAGR 27.6％で成長して、2018年には3億1050万ドルに達するとElectroniCastは予測している。
この市場分析がカバーしているのは、光でエネルギーを運ぶ(治療/外科手術など)デバイス、光で物質を活性化し情報をオペレータに送り返す(診断など)アプリケーションをカバーしている。
LED市場は、次のように分類されている。

・センシング/検出と分析/モニタリング
・光線療法/公衆衛生/細胞再生/治療
・計測光源とイメージング
・手術室/手術/歯科照明

ElectroniCastの調査レポートによると、2012年の医療/バイオフォトニックデバイス向けパッケージドLED世界消費額の50％超を占めるのがセンシング/検出と分析/モニタリングアプリケーション。このセグメントは、2018年までに相対シェアが大きく下降する。その理由についてElectroniCastは、他のアプリケーションの増加ペースが急になるため、と分析している。
地域別市場では、現在、医療/バイオフォトニクス(デバイス/装置)用のLED世界消費額で40％を超えるシェアとなっているのはアメリカ地域。しかし、この地域のシェアは予測期間中に減少に転ずる、これは他の地域の成長ペースの方が速いため。EMEA地域は、年率27％のペースで増加。APAC地域は、2011-2018年の期間に年率32％で増加し、消費額は7倍になる見込だ。