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将来の光デバイスは印刷機で生産

August 21, 2012, Umeå--スウェーデン、ウメオ大学(Umeå University)のLudvig Edman教授とPhD Andreas Sandströmは、室温条件下、ロールツーロール法(R2R)を用いて有機発光電気化学セル(LEC)を製造したと報告した。
Ludvig Edman物理学教授は、「LECは、情報ディスプレイ用の安価な大面積薄型発光デバイスと同じように製造できる」と説明している。
同教授のグループは、新しい有機化合物(光、グラフェンなど)にフォーカスしており、その材料をベースにLECを開発する。研究グループは、LECのエネルギー効率と寿命を大幅に改善し、その動作の背景となる物理学と化学を実証し、先頃LECのパフォーマンス向上を発表した。同報告によると、LECはサイネージアプリケーションに適用できるレベルの寿命と効率を達成している。
開発の次のステップは、開発コストが商用アプリケーションにとって魅力的であることを示すことだった。今回の報告は、空気安定的な材料のみを用いて、ロールコータで、発光層とPEDOT-PSSアノードを柔軟なカソードコート基板上に作製できることを示した。作製したLECデバイスの層は平坦ではなく、アクティブ層とアノードの両方で、層の厚さは約1μmと極めて厚かった。しかし、LEC固有の自己ドーピングにより、発光は荒い接合部の影響を受けず、極めて均一性が高いことが分かった。この特徴は、R2R法に適している。と言うのは、コーティング品質に対する要求が緩和され、大幅にコストが抑制できるからだ。
注目に値する点は、インクの準備、レイヤの連続コーティング、最終デバイス動作の全てが室温条件下でできること。このことは、LEC技術が、室温で大面積発光デバイスのローコスト製造に適用できることを示している。
(詳細は、www.umu.se)

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